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 私達日本人は、ともに人類は、あの恐るべき「大戦」という惨禍を起こしてしまい、数えきれない人々を不幸にしてしまった。その歴史を、その時代を、知る者がいなくなっても、語り継ぎ、忘れてはいけない。酷い過ちを繰り返してはならない、教訓にしなければならないと思う。
 そして63年前の今日、1945年(昭和20)8月15日正午、昭和天皇ご自身による「終戦の詔書」の国民への発表、「玉音放送」が全日本国民へ放送された。この日をもって、日本人は心において大東亜戦争を終了した。
 忘れてはいけない。あの時代を、あの日を、惨禍を。
 下のは、「終戦の詔書」全文の原文と現代語訳です。引用したサイト

 朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク
 朕ハ帝国政府ヲシテ米英支蘇四国ニ対シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ
 抑々帝国臣民ノ康寧ヲ図リ万邦共栄ノ楽ヲ偕ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々措カザル所曩ニ米英二国ニ宣戦セル所以モ亦実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ犯スカ如キハ固ヨリ朕カ志ニアラス然ルニ交戦已ニ四歳ヲ閲シ朕カ陸海将兵ノ勇戦朕カ百僚有司ノ励精朕カ一億衆庶ノ奉公各々最善ヲ尽セルニ拘ラス戦局必スシモ好転セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス加之敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ惨害ノ及フ所真ニ測ルヘカラサルニ至ル而モ尚交戦ヲ継続セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スベシ斯ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖皇宗ノ神霊ニ謝セムヤ是レ朕カ帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応セシムルニ至レル所以ナリ
 朕ハ帝国ト共ニ終始東亜ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ対シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃レタル者及遺族ニ想ヲ致セハ五内為ニ裂ク且戦傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念スル所ナリ惟フニ今後帝国ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ哀情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒテ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス
 朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或ハ同胞排擠互ニ時局ヲ乱シ為ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム宜シク挙国一家子孫相伝ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ体セヨ

 私(昭和天皇)は、深く世界情勢と大日本帝国の現状とを考慮して、非常の措置によって事態を収拾しようと考えて、ここに、忠良なあなた方日本臣民に訴える。
 私は、帝国政府に、アメリカ、イギリス、中国、ソ連に対し、その共同宣言(ポツダム宣言)を受諾する旨を通告させた。
 日本臣民の平和と安寧をはかり、世界との共栄を喜びとすることは、代々の天皇の遺範であって、私も常々心にとどめてきたことである。先に、アメリカとイギリスの2か国に対して宣戦したのは、ただ帝国の存続とアジアの安定とを願ったためであり、他国の主権を排除して領土を侵すというようなことは、もとより私の考えていたことではない。しかしながら、戦争がすでに4年を経過した今、わが国の陸海軍の将兵の勇戦、多数の官吏の励精、一億国民の奉公、いずれもが最善をつくしたにもかかわらず、戦局は必ずしも好転せず、世界情勢は我々にとって有利ではなく、さらに敵は新たに残虐な爆弾を使用して、何の罪もない市民を頻繁に殺傷し、惨害がおよんだところはまことに測リ知れないほどになった。これ以上戦争を継続しようとすれば、ついには、我が民族の滅亡を招くのみならず、ひいては人類の文明までも破壊されるだろう。そのようになったら、億兆もの赤子とも言うべき日本臣民の命を預かっている私は、どのようにして代々の天皇に謝罪すればよいだろうか。これが、私が帝国政府に対し共同宣言に応じるようにさせた理由である。
 私は、大日本帝国とともに、終始アジアの帝国列強からの解放に協力してきた諸国に対し、遺憾の意を表さざるを得ない。帝国臣民で戦場で戦死しした軍人、職場で殉職した官吏、戦火にたおれた市民やその遺族に想いをめぐらすと、わが身が引き裂かれるほどであり、また、戦傷を負い、災禍をこうむり、職を失った人々の再起については、私が深く心配している所である。思えば、今後、日本が受けるであろう苦難は、非常に大変なものである。あなた方臣民の降伏に対する無念も、私はよく理解している。しかし、私は、事態の趨勢に従い、堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、将来のために平和への道を選んだのである。
 私はここに、国体を護持することができて、忠良なあなた方臣民の忠誠を信頼し、常にあなた方臣民とともにある。もし激情のおもむくままに無用の混乱を引き起こしたり、あるいは同胞に対して分裂して争うなどして時局を乱し、そのために大道を誤り、信用を世界に失うようなことは、私が最も強く戒めることであり、臣民皆が子孫にいたるまでも神州(日本)の不滅を固く信じ、個々に課せられた責任の重さと今後の長い道のりを自覚し、総力を将来の建設に傾け、道義を重んじ志操をかたくし、必ず国体の精華を発揚し、世界の発展におくれることのないよう努めるべきである。あなた方臣民は以上のような私の意思を理解し従ってほしい。
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 一日遅れですが、原爆の慰霊を述べさせていただきます。
 63年前、あの悲劇を繰り返さない為に、自分達が考える事、やるべき事を見つけていかなくてはいけないと思います。
 また、自分が思うのがあのゴジラ。映画史上に残る、特撮怪獣の神様。あのゴジラも、原水爆と戦争の愚かさを人間に伝える存在と思います。しかも、ゴジラが公開された1954年。その年はビキニ環礁でのアメリカによる水爆実験、自衛隊創設がされています。
 単なる偶然の重なりに思えず、何かのゴジラからのメッセージを感じずにはいられません。このまま、ゴジラが終わりにはならないと思います。
 また、人類が愚行を、核兵器の恐怖を繰り返すならば、またあの雄叫びが聞こえると、思えてなりません。むしろ今こそ復活してほしい。地球が死んでしまう前に。
 この前のとは、別バージョン。少し、陰影がある感じです。
幼帝と龍剣2
 少し伝説。
 文治元年(1185)3月24日、壇ノ浦で源平合戦最後の戦いで、平家は滅亡。安徳天皇皇室の神宝・三種の神器は、瀬戸内海へ入水した。
 その後、神器の探索がなされ、八咫鏡(やたのかがみ)八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)は発見されたが、草薙剣(天叢雲剣)はついに発見されず、現在にまで伝わる剣は、代用とした伊勢神宮の神剣とされる。
 『源平盛衰記』(げんぺいせいすいき)には、不思議な伝説が書かれている。
 龍宮城を訪れた海女は、剣を持つ竜王に剣を返してくれるように頼んだ。しかし、竜王はこれは龍宮のものだと言って断った。
 その昔、竜王は弟と喧嘩し、弟は剣を持って家出してしまった。弟は出雲に住んだが、高天原のスサノオに倒され、剣が奪われた。竜王の弟はヤマタノオロチだったのである。
 その後、オロチは何度も剣を取り返そうとしたが、ヤマトタケルにも倒され、ついに仏教の輪廻転生を果たした。その生まれ変わりが、安徳帝であった。オロチはついに、剣を龍宮に取り戻した。
 よって、剣は天皇家の物にあらず。剣は返さないと断った。海女は仕方なく地上へ戻った。
 そんな不可思議な伝説、新時代の神話。その後、宝剣を喪った天皇家は、武士の時代、動乱の中世へと移り変わる。
幼帝と龍剣
 いつの世も、男心と女心は、お互いに理解は難しい。特に、戦う男と愛憎の女は分かち合えない。
 元禄15年(1702)12月15日、雪の江戸。赤穂浪士四十七士は吉良邸に討ち入り、主君の仇討ちを果たした。多くの人々は感動し、『仮名手本忠臣蔵』として書かれ、世に広まった。しかし、歌舞伎での上演で夜の演目は、鶴屋南北『東海道四谷怪談』。民谷伊右衛門は伊藤喜兵衛のお梅を選ぶ為、お岩を薬で醜くして憤死させたが、お岩の祟りに苦しめられた話。
 実は物語では、伊右衛門も赤穂浪士の一人で、伊藤は吉良の家臣という設定であった。すなわち、元禄赤穂事件を舞台に、二つの物語は人間の昼夜表裏として書かれ、後世永く日本人の心に根を下ろした。
 さらに、『古事記』『日本書紀』で天孫降臨したニニギノミコトは、美しく儚いコノハナサクヤヒメを選び、醜くも永遠の命のイワナガヒメを拒んだ。その為、天皇家と人間の寿命は限りがあるという。「花」を選び、「岩」を捨てた物語は、江戸の世に継承されていた。
 そして、昭和11年(1936)2月26日、雪の東京。青年将校達約1500名は、昭和維新・憂国の為、信じる天皇・派閥首班の為、内閣・国家中枢を襲撃。昭和のクーデター、二・二六事件である。またこの年、女中・阿部定は、愛おしい愛人を猟奇的に殺害した、阿部定事件が起こった。世の人はこの年を、「男は大義を果たし、女は小義を果たした」と噂した。
 男尊女卑という言葉があるが、いつも忠義を考える男が女性の心を無視するのは、いつの世も悲しい事と思える。
どこかで聞いた古い言葉 「不考女心丈夫、人心己心不知」
(女性の心を考えない男は、人の心、自分の心を知らない)


忠義と乙女心
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