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 少し伝説。
 文治元年(1185)3月24日、壇ノ浦で源平合戦最後の戦いで、平家は滅亡。安徳天皇皇室の神宝・三種の神器は、瀬戸内海へ入水した。
 その後、神器の探索がなされ、八咫鏡(やたのかがみ)八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)は発見されたが、草薙剣(天叢雲剣)はついに発見されず、現在にまで伝わる剣は、代用とした伊勢神宮の神剣とされる。
 『源平盛衰記』(げんぺいせいすいき)には、不思議な伝説が書かれている。
 龍宮城を訪れた海女は、剣を持つ竜王に剣を返してくれるように頼んだ。しかし、竜王はこれは龍宮のものだと言って断った。
 その昔、竜王は弟と喧嘩し、弟は剣を持って家出してしまった。弟は出雲に住んだが、高天原のスサノオに倒され、剣が奪われた。竜王の弟はヤマタノオロチだったのである。
 その後、オロチは何度も剣を取り返そうとしたが、ヤマトタケルにも倒され、ついに仏教の輪廻転生を果たした。その生まれ変わりが、安徳帝であった。オロチはついに、剣を龍宮に取り戻した。
 よって、剣は天皇家の物にあらず。剣は返さないと断った。海女は仕方なく地上へ戻った。
 そんな不可思議な伝説、新時代の神話。その後、宝剣を喪った天皇家は、武士の時代、動乱の中世へと移り変わる。
幼帝と龍剣
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