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日々の日記、時事・歴史文化・漫画アニメ などへのコメント・イラストなどをしています。
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 24話の感想。(ネタばれ注意の為、ここから先は反転隠し文章)
 サブタイトルが「メガネを捨てる子供たち」だけど、正確には「取り上げられる」っていう感じですね。こういう事件が起きた時くらいじゃないと、大人は気がつかず、それに対する反応も敏感に過剰になってしまう。ヤサコのお母さんが諭す話は、夢現の境の理解を優しく話している感じに思えた。
 この回で、人間関係・人間の中身で、初めて現れる部分が多かった。駅向こうABCにいじめられたフミエの涙、ダイチのかっこよさ(それでいてチャックが…)、ヤサコがマユミに突きつけられる過去など、人の本音・本心を出したように思えた。小さい部分では、全話を通して一度も猫目宗助に会わないヤサコが、この回で初めてオバちゃんからその名を聞かされた。

 話は変わって、電脳コイルはアニメの他に、小説化(ノベライズ)や漫画化(コミカライズ)されている。やはり、内容はアニメと少し違う点は多いが、それでいてそれぞれで話は成立している。
 ここから先は、その内容に関する話なので、最重要ネタばれの危険あり。絵もあります。
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 未成年をネットにおける有害情報から守るため、携帯電話の有害サイトへの接続をしづらくする「フィルタリング(閲覧防止)サービス」導入を携帯電話会社に義務付けるネット規制法案が、国会で成立するらしい。

 まぁ、ようは、子供に有害情報をネットから見れないように、そこへの通路や扉に、鍵をかけるそうだ。子供の成長に悪い情報を与えないようにしたり、犯罪に巻き込ませないようにする為の、規制法である。ただ、協力機関やら有害サイトの判断基準は未定。その点も心配…

 『攻殻機動隊』や『電脳コイル』といったアニメでテーマである、「サイバーパンク」「情報化社会」ネット犯罪。それらに対応する法律や秩序。もはやフィクションだけでの、遠い未来の話題ではなく近未来、いや、今の話題となっている。
 その先にある日本の、世界の情報化社会の未来が、希望よりも不安に大きく思える。時代を生きる者達、とくに今とこれからの子供達にとって、何が何において「見ざる、言わざる、聞かざる」となるのか?重要な課題に思える。
 「ちょうだい、ちょうだい」と言い続けて寄って来るヌルは、マジ怖い。その民俗学的解釈です。
この先、ネタばれ注意。
 いつの世も、男心と女心は、お互いに理解は難しい。特に、戦う男と愛憎の女は分かち合えない。
 元禄15年(1702)12月15日、雪の江戸。赤穂浪士四十七士は吉良邸に討ち入り、主君の仇討ちを果たした。多くの人々は感動し、『仮名手本忠臣蔵』として書かれ、世に広まった。しかし、歌舞伎での上演で夜の演目は、鶴屋南北『東海道四谷怪談』。民谷伊右衛門は伊藤喜兵衛のお梅を選ぶ為、お岩を薬で醜くして憤死させたが、お岩の祟りに苦しめられた話。
 実は物語では、伊右衛門も赤穂浪士の一人で、伊藤は吉良の家臣という設定であった。すなわち、元禄赤穂事件を舞台に、二つの物語は人間の昼夜表裏として書かれ、後世永く日本人の心に根を下ろした。
 さらに、『古事記』『日本書紀』で天孫降臨したニニギノミコトは、美しく儚いコノハナサクヤヒメを選び、醜くも永遠の命のイワナガヒメを拒んだ。その為、天皇家と人間の寿命は限りがあるという。「花」を選び、「岩」を捨てた物語は、江戸の世に継承されていた。
 そして、昭和11年(1936)2月26日、雪の東京。青年将校達約1500名は、昭和維新・憂国の為、信じる天皇・派閥首班の為、内閣・国家中枢を襲撃。昭和のクーデター、二・二六事件である。またこの年、女中・阿部定は、愛おしい愛人を猟奇的に殺害した、阿部定事件が起こった。世の人はこの年を、「男は大義を果たし、女は小義を果たした」と噂した。
 男尊女卑という言葉があるが、いつも忠義を考える男が女性の心を無視するのは、いつの世も悲しい事と思える。
どこかで聞いた古い言葉 「不考女心丈夫、人心己心不知」
(女性の心を考えない男は、人の心、自分の心を知らない)


忠義と乙女心
 以前から、電脳コイルには民俗学的要素が盛り沢山と思って来ました。その代表が、
「アッチの世界」「ミチコさん」「はざま交差点」
です。
 古来より、辻や交差点、橋、生活圏の境界などは異界との境界と考えられ、そこにはお化けが出てくると恐れられました。そういう場所に、死んだ妊婦の妖怪「産女」が出るという昔話が、各地に多くあります。
 「ミチコさん」も、今も昔も語られる「山姥」や「雪女」といった、「怪女の怪談」の系譜と言えます。コックリさんの性質を持ち、口裂け女のような恐怖を持つ女性のお化け。それが、異界である「アッチの世界」に潜んでいる。
 
 磯監督が語っていましたが、この作品を日本土着SFの親族と考え、親しみ深い存在として「非日常の異界」=「アッチの世界」を登場させたと語りました。新旧空間のすき間やズレにそういう存在は現れ、それでいて新旧の境目が無く、古さが生きる世界観が、電脳コイルだと思えます。
 つ、ついに、ゲットしてしまいました。「『電脳コイル』ナイト」前売り券、ローソンで購入できたーっ!
 コイルファンにとって、最高に思える最後の日・6/14に磯監督の、トークライブ。なんて、嬉しいイベントなんでしょうか。
 でも、結構時間が長いらしい。どないしょ……
 23話について。辛い話に感じて、ショッキングな秘密に驚きと、残酷な真実に辛い回と思いました。
ハラヤサ大好きの絵です。すでにハラヤサデー企画にアップロードしました。
池田綾子さんが唄った「旅人」をイメージして、描いてみました。二人の仲の好さと明るい未来を祈りを、この絵に込めました。
夢の暁
 
 四川大地震での被害は、連日の報道でかなり知らされている。「全国哀悼の日」で、自粛ムードが在日中国人にも広まっているが、人民の支援団体が救助に行くという話は、何故かほとんど聞かない。
 ミャンマーのサイクロン被害もそうだが、一人でも多くの人々が助かって、生活が戻れる事を願ってならない。
 本日、日本の医療チームが被災地に向かい、彼らが活躍できる事を願い、地震が原因で北京オリンピックが、中止にならないで欲しい。
 今、私のホットなマイブームが、『電脳コイル』です。
 現在、再放送中で、かなり終わり近くなって来ていますが、私史上アニメで最高に連なる、作品の一つだと、思っています。否、確信しています。
 最初に見た時は、近未来SFアニメと、何ら変わり無いと言うのが、第一印象でした。しかし、見て行くうちに、むしろファンタジー的な、人の心の問題、どこか懐かしさを醸し出す文化も垣間見えて、のめり込んでしまいました。
 しばらくは、コイル関係の記事が、連なっていくと思います。
 本日、ブログを立ち上げるに、相成りました。
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